隙間を埋める 18T

少し分かりにくいですが、このDURA-ACE 9000のスプロケ。
真ん中あたりに色の違う部分があるのですが、ここが今回のポイント。

IMAG2615.jpg
11速シマノコンポは、もちろんスプロケの刻みが細かくなり、
10速コンポよりもクロスレシオ化が進みました。

しかしながら、やはり28Tを含むワイドギアの組み合わせと
なると中盤のギアが、抜けてしまいます。

例えば、11~28Tのスプロケでは、11~17Tまで1つ
づつギアが大きくなるのですが、18Tが無くて、19T
となります。

一方、12~28Tのスプロケでは、12~17Tまで1つ
づつギアが大きくなるのですが、やはり18Tが無くて、
19Tとなります。

ケイデンスを上げてヒルクライムをしたい方には、このあたりの
ギアの細かさが大事になります。

”28は必要だけど、中盤のギアも細かく欲しい”
”それならば、抜けている18Tを足してみましょう”


と言うのが、今回の試み。
12~28Tのスプロケに18Tを付け足してみます。

IMAG2614.jpg
9000のスプロケ、バラバラにするとこんな感じ。
ロー側2枚、それに続く3枚はそれぞれ固定されているのです。

9000系では、1枚で固体の18Tがないので、アルテグラ6800系の
11~32Tに使われている、単体の18Tをお取り寄せ。
一番手前のギアがそれです。

単価は税込み582円也。
この18Tを組み込み、ヒルクライムではあまり使わないトップギア12Tを
抜いてみました。

すると、13Tから19Tまで一つづつ変わるギアの組み合わせに!
IMAG2617.jpg
トップギア12Tを抜いて、ロックリングが固定できるか? という問題もあり
ましたが、画像の様に13Tトップでしっかり固定できました。

これで、28Tのビッグギアを装備しながら、19Tまでクロスレシオで使える、
夢の組み合わせが出来上がりました!

変速タイミングも、問題なく違和感ないシフトができました!

今度はそれを、10Sの105スプロケに採用。
0004.jpg
11~28Tの105スプロケ。
105のスプロケには、18T自体が存在せず、必ず17Tの隣が19Tに
なります。

このギアの元々の組み合わせは、
11・12・13・14・15・17・19・21・24・28T
となります。
16Tもなく、中盤は変速落差の大きい、かなりスカスカな状態です。

用意したのは、先ほどのアルテグラ6800系の18Tと、105の単体
の16T。

これで間が埋まるのです。
13~18T、並べてみました。
うーんこの感じ!コレが1丁づつ大きくなるクロスレシオ。
0005.jpg
このスプロケの場合、リア側の”かたまり”3枚だけではなく、トップ側
3枚もまとめて使わないと、ギアの取り付けが出来なかったので、14T
と19Tを抜いて、15・16・17・18の中間4枚のクロス化を試して
みました。

それが下の図。
真ん中の4枚が、今回導入したクロス部分。

こちらも変速は良好。
0006.jpg

結果、ケイデンス維持に大事な中盤部分のギア比が補われ、
シフトの落差による脚力の消耗や、スピードダウンが抑えられました。

使ってみて分かるのですが、一つづつギアが変わるクロスレシオは、
ケイデンス維持に大きなアドバンテージとなります。

ヒルクライムや向かい風、ペダリング負荷が少しづつ変化する場面
で特に有効ですね。

しかも、この105カセットの組み合わせでしたら、
例えば平地用なら11~17Tの7枚をクロス化、
ヒルクライムなら16~19Tの4枚をクロス化、
と言う風に、地形によって組みかえる事もできます。

16Tと18Tを加える事で、どのギアを抜くかによってクロスさせる部分
を変えられるのです。

なかなか使えると思った、今回の試みでした。


この作業は、当然シマノさんの推奨ではないので、お客様の同意が必要
ですが、リスクは少なくメリットは大きいので、ご興味のある人は是非
ご相談下さい。

それでは。

By岩崎
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