2011 パリ~ルーベ観戦レポート

4月前半、「あれっそういやおらんなー」と思われた人もいたかも。
しばらくしたら、シレッとした顔で働いていた岩崎です。
実はその居てない間、どこにいてたかと言いますと・・・
見て来ましたよ、パリ~ルーベほら↓
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何とほんとに行って来たのです!!!
生です!!!
すごかったっす!!!

メーカーさんに観戦ツアーのご招待にあずかり、うちの社長にお許しをいただき、行かせてもらった次第です。
“クラシックの女王”とも“北の地獄”ともたとえられる格式の高いワンデーレース、パリ~ルーベ。
ロードでありながら石畳の悪路を駆け抜ける、最も壮絶なレースとして知られています。
もちろん普通にツアーなどは無いと思われますし、生で見る機会などそうは無いでしょう。
この貴重な体験のレポートです。





このツアーの為、数日前フランスに到着した一行はレース当日の朝、いよいよレンタカーでスタートの街へ移動です。
僕たちは、スタート地点から数十キロ離れた所にある小さな村のそばのホテルで宿泊していました。
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今日のスケジュールは、まずスタートを見て、すぐに先まわり。
途中のパヴェ(石畳)区間を観戦、さらにゴールの競技場でゴールの瞬間を見るという強行軍です。

さてさて、スタート地点はもちろんパリ?
答えはNOです。
現在のパリ~ルーベは、スタート地点はパリから50キロくらい?離れた街・コンピエンヌです。
これは以外と知られてない事実ではないでしょうか?
昔はパリから出発していたのでしょうか?
興味のある方は調べてみて下さい。

さてコンピエンヌに到着すると、街の中心の広場がスタートゲート。
しかしながら着いた頃には人もまばら。
スタート2時間前でも街は意外なほど静かです。
プレスパスをもらうまで、地元のカフェで時間をつぶしました。

いよいよパスをもらい、プレスエリアに!
そこには選手達を乗せたバスや、屋根にバイクを乗せたサポートカーがずらり。
数十チームが参加するのでバスの隊列は公園に続く道路に沿ってまっすぐ伸びてます。

これはアスタナのバス。
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そしてサポートカー。
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選手のバイクも置いてます。こちらは SPECIALIZED ROUBAIX。
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このレースの為に生まれたレースバイク。
その振動吸収性は大きなアドバンテージになります。
ワイヤーが外を通っていますがSL-3っぽい形。新型?

中にはターマックを使う選手も。
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CORIMA AERO に特性チューブラータイヤ。
太めのチューブラータイヤはこのレースならでは。

そしてさり気なく、MACLAREN VENGE!!!!!
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SAXOBANK の選手のバイクですが、このレースでは使わずお披露目的に置いてありました。
1台だけ、これはバイクではなく戦闘機でしたよ、ホントに。

とその横に人だかり、あっこの人は!
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何と生リースさんです!!!
サクソバンクを率いる、ビャルネ・リース監督はその人柄・個性・経歴どこをとっても、ロードレース界に居なくてはならない有名人。
いやぁー感動!

その近くにHTC のバス。
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サポートカー。カラーリングが綺麗ですね。
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HTCは最近日本でもお馴染のモバイルフォンのメーカーですね。

うぉー、あの人!マシュー・ゴスじゃん!!!
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今年のミラノ~サンレモ、カンチェラーラを破ったウィナーです。
うぉーーーーー、カベンディシュが俺の目の前を!!!
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まるで夢のようで、意味がわかりません。距離が近すぎっす。
彼は小柄でがっちりといった感じの体系。
意外と小さな身体から、よくあれだけのパワーがでるものだなぁーといった感じ。
チームとしては彼に出ないで欲しいとの事ですが、本人は石畳への挑戦をやめないようです。

さて広場に戻ると、いつの間にかすごいお客さんです。
ライダーの出走サインが壇上で行われており、DJが盛り上げています。
写真がなくて残念ですが、やはりトム・ボーネンが呼ばれた時の客の盛り上がり様はすごい。
このレースでは3回の優勝経験がある彼。ベルギー人ライダーの伝統として、このレースには相当な闘志を燃やしています。
そんな彼のバイク。
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一台だけでなく、彼用に何台も用意されてます。
レース中はバイクまるごと換えるシーンを何回か見ました。
チームの気合もうかがえますね。
あとやはりトム・ボーネンはデカかったっす。この人だけは想像を裏切らないデカさでした。

そして、このレースのもう一人の主役のをみんなが待ってます。
ファビアン・カンチェラーラ。
彼のバイク。
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至って普通な感じですが、このレースではDI2を封印したそうです。
7900 DURA が装備されます。
ゼッケンナンバー1番が隠しても隠せない目印です。
異次元の巡行スピードで、ワンデーレースを圧勝する姿は何度も見ましたが、去年のパリ~ルーべは開いた口がふさがらない程の加速性能が語り草になっています。
かなり真剣に電動アシスト疑惑が報じられたのも記憶されていますね。
今年ももちろん大本命、取材陣の中に紛れてバスの前で登場を待ち構えます。おっとーーー!!!
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出て来ました!!!笑顔が余裕そうっすーーー!!!
思った以上にスマートな体系、183cmの僕と身長は同じくらいかな。
なにしゃべってんのか ちっとも分かりませんが今日もやってくれるのでしょうか。

さていよいよ、役者も揃いライダー全員がスタート地点へ集合、スタートが切られました!!!
そして僕らは車に乗り込み先回りです。
次の目的地はパヴェ区間。
ご存じの方も多いとは思いますが、このレースの最大の特徴は“セクター”と呼ばれる石畳区間。
この悪路をどう乗り切るかがレースのポイントになってきます。
そして見る側にとっても盛り上がるのがこのパヴェです。
格付けの好きなフランス人は、各セクターをやはり☆の数で評価します。
この場合☆←コレが多いほどエグい、という事を表します。
落車あり、パンクあり、それがパリ~ルーベ。

僕たちははじめ、一番の名所(一番エグいパヴェ)“アランベール”に行く予定でしたが、あまりに人が多いという情報が入ったので次の細いパヴェに行くことに。

ハイウェイで一路目的地へ。車は常に時速160km、道が広くて真すぐなせいで速く感じません。
無事先回り成功。
これがセクターの入り口。
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そしてこれが路面。こんなんで、
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こんなんで、
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こんな風。
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ねぇ、無理でしょう?ロードですよ。
そして、この道のわきで選手が来るのを待ちます。
選手がくる前にサポートカーや大会関係車両が猛スピードで通過。
ここ最近雨が降ってなかったせいで、土煙がすさまじく、口の中はじゃりじゃりです。
これぞパリ~ルーベ。
そんな風に実感してるとどうやら選手が来たようです。
遠くに先頭集団が見えました。
道幅は3~4メートル程度、カメラを構える僕の鼻先を一瞬で通過、速い~~~~~!!!
なんちゅうスピードや。8人くらいのグループで逃げているようです。
そうこうしてると、メイン集団も通過、速すぎる~~~~~!!!土煙~~~!!!ゴッホゴッホ!!!
道幅が狭く、あまりにも近いせいで、速すぎて誰か分からないし、写真にも収められない始末。
しかしまあ、すごいスピードでした!!!
あのスピードを数十センチの所で体感できるのだから、ホントに夢のようでした。
髪の毛も服もジャリジャリでこの場を後にします。

さあ最後はゴール地点。
選手は競技場を一周して栄光のゴール。
これが競技場。
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バンクになっています。
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通常は競技場の外周での観戦ですが、ここでもプレスパスが威力を発揮。
コース中心部分の芝生で観戦です。
そして多くの観衆が待つ中、巨大スクリーンに映されて、トップ競技場に帰ってきたのは、伏兵のベルギー人、バンスーメレンでした。
途中の勝負どころのセクターで単独スパートをかけたバンスーメレンが、2位集団を引き離す渾身の逃げ。
途中車輪が振れてしまってたのでしょうか、ブレーキのリリースレバーを開放する様子が映し出されていました。
そんな状況でも構わずペダルを踏む彼の姿が印象的でした。
カンチェラーラを含む2位集団はそれぞれカンチェラーラを徹底マーク。
遂にカンチェラーラが自分でしかけますが、あまりに急激な加速だった為、前を行く撮影用のバイクが反応できずあわや追突というハプニングが起こります。
結局スピードを奪われたカンチェラーラは抜け出すタイミングを逃してしまったのです。

競技場に入ったバンスーメレンにはかなりのリードがあり、勝利を確信したはずです。
しかし力を緩めず、しっかりしたペダリングでコースを一周。
僕の目の前のレーンを通り過ぎた彼の顔は土埃で茶色に染まってました。
多くのベルギーサポーターの大歓声の中最後は両手を上げて ゴーーーール!!!

続いて2位集団が入ってくると、お互いスパートのタイミングを見計らう感じでゆっくりまわります。あと半周のところである選手がペダルに力を入れた瞬間を、カンチェラーラは見逃さない!
すぐに反応して抜き返すとそのままゴール。
2位を死守しました。
ゴールしたカンチェラーラは憔悴と失望の様子さえうかがえる、グッタリ具合。

対象的なのはバンスーメレン。
競技場で待っていた彼女にその場でプロポーズ。多くの報道陣に囲まれていました。

帰って来た選手の表情です。
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完走さえ難しいこのレース、ゴール後のホッとした表情が、道中の過酷さを物語っているのではないでしょうか。
表彰式ではパヴェで作られたトロフィーが送られています。
控え目に喜ぶバンスーメレン、素晴らしい走りでした。
あと日本人として、別府選手の日本人初完走も、非常に嬉しかったです。

こうしてレースは終了。
なかなか難しいとは思いますが、また来たいと思う素晴らしい時間を過ごせました。
みなさん、ありがとうございました。

この時の話は、またお店ででも聞いていただければ、いろいろ答えできますのでお気軽に声をおかけ下さい。

それでは。

by岩崎






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テーマ : 自転車(スポーツ用)
ジャンル : スポーツ

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